内科
どのような症状でもお気軽に ご相談ください
一般内科では脳梗塞、狭心症、心筋梗塞の原因となりやすい高血圧、糖尿病、脂質異常症(コレステロール、中性脂肪の異常)、高尿酸血症 (痛風)、肥満症といったいわゆる生活習慣病の予防、治療に特に力を入れています。
また、禁煙、食事療法といった生活習慣も改善できるようなご提案をさせていただきます。
健診で指摘された、気になることがある、といった場合はお気軽にご相談ください。健康診断や予防注射も行っています。
こんな場合はご相談ください
- 生活習慣病が心配
- 健康診断で異常を指摘された
- 熱がある、咳が出る、鼻水が出る、喉が痛い
- 脈が飛ぶ、動悸がする
- 息切れがする
生活習慣病について
高血圧
血圧が高い状態のことで、自宅での血圧 (家庭血圧)が130/80mmHg以上の場合は注意が必要です。日本には4300万人以上の高血圧患者がいるといわれていますが、適切に治療を受けているのは1200万人程度とされています。血圧が高いことに気がついていなかったり、あまり症状がないためそのまま放置してしまいがちです。高血圧は動脈硬化の原因となるので脳卒中や狭心症、心筋梗塞のリスクが高くなってしまいます。血圧は早めに下げることが大切です。まずは食事の塩分を減らすことから始め、食事療法でも血圧が下がらなければ薬の治療が必要になります。
糖尿病
血糖値が慢性的に高くなることです。食生活、運動不足、ストレス、喫煙習慣などが原因となる2型糖尿病が多くなっています。1型糖尿病は免疫の異常で起こり、生活習慣によるものではありません。血糖値が高い状態が続くと血管が傷つくことがわかっています。心筋梗塞や脳卒中のリスクが高くなり、目や腎臓、神経にも障害を起こしやすくなります。2型糖尿病では食生活や運動不足など生活習慣の改善から始め、血糖値が下がらなければ薬の治療が必要になります。1型糖尿病の場合はインスリンが必要になります。
脂質異常症
脂質は血液を流れるコレステロールや中性脂肪などのことです。脂質の異常は動脈硬化の原因となり、脳卒中や狭心症、心筋梗塞のリスクを高くしてしまいます。食生活の改善と薬の治療が必要です。
健診異常
健康診断で異常や要精密検査と 指摘されたら
健康診断で異常を指摘された、病院での検査を勧められた、といった場合はお気軽にご相談ください。健康診断の異常が全て病気というわけではありませんが、健康診断のおかげで治療すべき病気が早く見つかることがあります。
脳神経内科
頭痛やめまい、もの忘れ、しびれ、 手足の震えなどがある場合は ご相談ください
脳神経内科は脳や脊髄、神経、筋肉の病気の予防や治療を行います。脳神経内科が専門とする病気は多く、症状としては頭痛、しびれ、めまい、もの忘れ、うまく力が入らない、歩きにくい、ふらつく、けいれん、しゃべりにくい、けいれん、ふるえ。勝手に手足や体が動いてしまう などたくさんあります。
まず、全身をみることが出来る脳神経内科で病気の原因を見極めることが大切です。
その上でMRIなどの検査や入院治療が必要と考えられる場合は検査や治療が可能な病院にご紹介します。
気になることがあればお早めにご相談ください。
こんな場合はご相談ください
- 脳神経内科のお悩み
- 頭が痛い
- もの忘れが多い
- めまいがする
- しびれがある
- 動きにくい
- ふらつくことがある
- 手足が震えることがある
- けいれんがある
主な症状
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頭痛
片頭痛、緊張型頭痛、脳血管障害などが原因として代表的です。問診と診察で診断がつかない場合は、血液検査やMRIなどの画像診断を行い、原因を調べます。
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もの忘れ
アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、血管性認知症、前頭側頭型認知症などが原因として代表的です。その他にも甲状腺ホルモンやビタミンの異常、正常圧水頭症、うつ病などでも、もの忘れに似た症状がでることがあります。認知機能検査や血液検査、MRIなどの画像診断を行い、原因を調べます。脳血流シンチグラフィーなど、より専門な検査が必要な場合は検査可能な医療機関をご紹介します。
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めまい
内耳性めまい、脳血管障害、起立性低血圧、不整脈、貧血などが原因として代表的です。問診と診察で診断がつかない場合は、血液検査や心電図検査、MRIなどの画像診断を行い、原因を調べます。
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しびれ
糖尿病、脊椎管狭窄症、脳血管障害、膠原病などが原因として代表的です。問診と診察で診断がつかない場合は、頸椎レントゲン写真や血液検査、MRIなどの画像診断を行い、原因を調べます。
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うまく力が入らない、歩きにくい、 ふらつく、しゃべりにくい
急に症状が出た場合は脳血管障害が疑われますが、その他にも多くの原因が挙げられます。症状に合わせて血液検査やMRIなどの画像診断を行い、原因を調べます。脳血管障害の可能性が高い場合は治療可能な医療機関をご紹介します。
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勝手に手足や体が
動いてしまう(ふるえ)パーキンソン病、本態性振戦、甲状腺機能亢進症が原因として代表的です。問診と診察で診断がつかない場合は、頸椎レントゲン写真や血液検査、MRIなどの画像診断を行い、原因を調べます。
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けいれん
てんかんが原因として代表的ですが、不整脈、起立性低血圧、血液異常 (ナトリウム、カルシウムの異常)も原因となることがあります。血液検査やMRIなどの画像診断を行い、原因を調べます。脳波検査が必要な場合は検査可能な医療機関をご紹介します。
主な病気
頭痛
頭痛には多くの方が悩まされています。明らかな脳病変によらない一次性頭痛と、くも膜下出血や脳腫瘍などが原因である二次性頭痛に分類されます。一次性頭痛は片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛が代表的です。
主な頭痛の種類
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片頭痛
「前兆のある片頭痛」と「前兆のない片頭痛」に分類されます。前兆は頭痛より前に起こる症状で、ギザギザの光など視覚性前兆が多くみられます。頭痛発作は 4~72時間続き、吐き気を伴うことが多いです。頭痛発作に対してはトリプタン製剤を、吐き気には制吐剤を使用します。頭痛発作の頻度が多い場合は予防薬も使用し、従来の予防薬に加えてCGRP関連抗体薬も有効です。
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緊張型頭痛
圧迫されるような頭痛で、多くは両側性です。治療は鎮痛剤や筋弛緩薬を併用すると効果的です。肩関節や首周りのストレッチも有効です。
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群発頭痛
男性に多い頭痛です。片側の眼周囲~前頭部、側頭部にかけての激しい頭痛が数週から数ヶ月間つづきます。頭痛と同じ側に眼の充血や流涙を伴うことが特徴です。発作時の治療としては酸素吸入やトリプタン製剤が有効です。頭痛の発生を抑える予防薬を使った治療も必要です。
認知症
年齢とともに増えてくる病気でもの忘れが症状の中心となりますが、その原因や症状はさまざまです。
認知症の種類
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アルツハイマー病
認知症の原因としてとても多く、症状はもの忘れから始まり、判断力や理解力など徐々に認知機能全体が低下してきます。薬による治療のほかにも運動療法も有効です。現在の薬は病気の進行を止めることはできないため、根本的な治療法の研究開発が活発に行われています。
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レビー小体型認知症
もの忘れなど認知機能の低下のほかに幻覚、パーキンソン症状、睡眠時の異常行動などの症状が出ることがあります。それぞれの症状に合わせて薬を組み合わせて治療します。
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血管性認知症
脳血管障害(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)の結果、認知機能が低下した状態です。脳卒中が起こるたびに認知機能が低下していきます。脳卒中の予防が非常に重要です。脳卒中を予防するとともに薬による治療を行います。
脳血管障害(脳卒中)
脳の血管がつまったり(脳梗塞)、破れたり(脳出血、くも膜下出血)して、脳の機能がおかされる病気です。
脳血管障害(脳卒中)の種類
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脳梗塞
急に手足が動かなくなってしまったり、感覚がにぶくなったりしびれが出たりします。うまく話せなくなったり、意識が悪くなることもあります。抗血栓薬 (いわゆる血をサラサラにする薬)などで治療をしますが、発症早期には入院が必要になることが多いです。予防には高血圧、糖尿病、脂質異常症や不整脈 (心房細動など)の治療が重要です。
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脳出血
症状は脳梗塞に似ています。脳梗塞と同じように発症早期には入院が必要になることが多いです。原因は高血圧が多いですが、高血圧のほかにも糖尿病や脂質異常症の治療も重要です。
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くも膜下出血
典型例では、突然ハンマーで殴られたような強い頭痛がおきます。原因は動脈瘤の破裂であることが多いです。急激に症状が悪くなることを防ぐため、発症直後に手術が行われることが多いです。頭痛は軽い場合もありますので、「何時何分」とか「~をしていた時に」と思い出せるような突然の頭痛があった場合はご相談ください。
パーキンソン病
中脳の黒質という部分の神経細胞の障害で脳内のドーパミンが足りなくなる病気で、手足のふるえる、体の動きが遅くなる、転びやすくなるなどの症状が徐々に進行します。ドーパミンを補う薬を飲むことで症状の改善が期待できます。
てんかん
約 100 人に1 人といわれるくらい非常に多い病気です。意識をなくし、全身をガクガクさせる発作のほか、意識がある発作や、ぼんやりするだけでけいれんのない発作もあります。 脳卒中の後遺症や認知症に合併することもあります。治療は抗てんかん薬と呼ばれるてんかん発作を抑える薬を使用します。睡眠不足、精神的ストレス、過労、飲酒、薬の飲み忘れなどはてんかん発作を起こしやすくするので避ける必要があります。
健診・予防接種
健診について
当院では一般健診、特定健診のほか、がん検診なども行っています。病気によっては自覚症状がないものも多いため、早期発見・早期治療をするためにも、定期的に検診を行うことが大切です。重症化してしまう前にしっかりと予防するように心掛けましょう。
当院で対応している検診
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一般健診
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特定健診
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大腸がん検診
(便潜血検査) -
前立腺がん検診
(PSA検査) -
肝炎ウイルス検査
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麻疹・風疹抗体検査
当院ではインフルエンザや新型コロナウイルス、肺炎球菌、帯状疱疹の予防接種を行っております。適切な時期にしっかりと予防接種を打って、病気を事前に予防するようにしましょう。
予防接種はその他定期接種、任意接種も行っています(成人のみ)。お気軽にお問い合わせください。
一般健診
30代までの方が多く受けられます。病気の早期発見、早期治療が目的です。
特定健診
40歳から74歳の方を対象にメタボリックシンドローム (内臓脂肪症候群)のリスクを重点的に調べます。健診結果をもとに生活習慣や食習慣を見直し、高血圧、糖尿病、脂質異常症など生活習慣病の予防を目的とします。
予防接種について
当院ではインフルエンザや新型コロナウイルス、肺炎球菌や帯状疱疹の予防接種を行っております。適切な時期にしっかりと予防接種を打って、病気を事前に予防するようにしましょう。 予防接種はその他定期接種、任意接種も行っています。お気軽にお問い合わせください。
当院で対応している予防接種
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インフルエンザ
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新型コロナウイルス
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肺炎球菌
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帯状疱疹
※その他定期接種、任意接種も行っています(成人のみ)。お気軽にお問い合わせください。